北支の独立自治ということ

 すでに北支の独立自治ということと、防共の必要との間には、著しく苦しいギャップがある。まして、北支三千万民衆に含まれる本来の農民の自治運動と、防共の必要との間には、説明すべからざる飛躍があるということを見ねばならぬ。無論北支の「自治政権」と農民の「自治」とは抑々甚だしくかけ離れたものだろう。だがこの...

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北支農民暴動

 之は北支農民暴動の後から出て来た結論に他ならないので、初めから農民がこうした防共の必要(?)によって蜂起したのではないかも知れないが、併し伝えられる処によると、こうした防共の原則に立つ北支自治政権の樹立は、北支三千万民衆の絶対的要望を実現するものだというのだから、農民に初めからこうした動向が無かっ...

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日本資本の退嬰主義と進展主義

 だが凡そそういう弁解はもう役に立たない世の中だ。或いはまだ役に立たない世の中だ。何しろ日本は今、膨張することだけが商売なのだから。農民問題、失業問題、その他何々、それはまあ、後回わしにしようではないか。[#地から1字上げ](一九三五年)[#改ページ]

[#1字下げ]5 日本資本の退嬰主義と進...

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